数百万円単位のまとまった金額を借りたいとき、低金利で長期間借りられる『不動産担保ローン』を検討される方は多いと思います。
通常の無担保融資では、500万円以上の大金を借りることはかなり難しいですが、担保があれば比較的大きな金額でも借りやすくなっています。
不動産担保ローンを利用するとき、一体いくらぐらい借りれるのか、皆さん気になるところだと思います。
不動産担保ローンの融資額の相場
不動産担保ローンは、担保となる不動産の、不動産評価額の何割くらい借りれるものなのでしょうか?
もちろん担保となる不動産の価値にもよりますが、不動産担保ローンの融資額には、およその目安があります。
融資してもらえる金額は担保不動産の価値によって左右されます。融資額の上限は、その融資会社が定める上限の範囲内であれば、担保不動産の評価額の7割前後が相場となっています。
ただしこれはあくまでも目安なので、金融機関によってはこの限りでない場合もあります。
最近の銀行の傾向としては、評価額の5割程度と、融資上限が低めです。
銀行の場合、融資などの運用には預金された資金を使用しているため、万が一にもマイナスを出さないようにしなければなりません。極力リスクを避けるため、担保があっても勤続年数や収入などの制限を設けたり、不動産評価額の五割程度しか融資しなかったりというのが通例という感じです。
融資希望額が不動産評価額の5割より低いなら問題ありませんが、不動産評価額の5割を融資希望額が上回るようであれば、借り入れ先を見直す必要が出てきます。
実際に借りれる金融機関
そこで、どの金融機関から借りるのか選ぶ必要があります。
自分が優先する条件によっては、銀行から借りれないこともありますので、よく検討する必要があります。
・どうしても希望額を借りたい方
・急いでいるので、遅くとも2~3日中に融資して欲しい方
・二番抵当以下の順位で不動産担保ローンを借りたい方
上記の条件に当てはまる方は、銀行よりノンバンク系(※)の金融機関からの融資を検討した方がいいかもしれません。
またノンバンクの中でも、不動産担保ローンを専門に取り扱っている融資会社から借りるのがお勧めです。
融資の金額も相場どおりのことが多いですし、不動産担保ローン専門だけあって、少々難しい物件でもきちんと評価した上でお金を貸してくれます。
貸し渋りにあって困っているという方は、実績があって信頼できる金融会社なら、思った条件でお金を借りる事ができるかもしれません。
お金を借りる時に真っ先に思い浮かべるのは銀行だと思いますが、収入等の条件で審査に通らなかったり、貸してくれる金額に納得ができないという方は、銀行以外の消費者金融に目を向けてみることをお勧めします。
銀行でお金を借りる魅力の一つに金利が低い事が挙げられます。
確かにノンバンク系の方が金利は高い傾向にありますが、銀行が3%台~に対してノンバンクは4%台~ほどです。
不動産担保ローンにおいては、消費者金融と銀行と比べても金利に遜色はありません。不動産という担保があるため、金利を低くおさえることが出来るのです。
銀行では借りれないという方、銀行では希望の条件に満たなかったという方は、不動産担保ローンを専門に扱っている融資会社がおすすめです。
大きな金額を長期間借りれば、1%前後の違いでも大きな違いにはなりますが、『確実に〇〇円用意しなければならない』という場合にはノンバンクが頼りになります。
※ノンバンクとは、預金・為替業務を行わない金融業者のこと。